VERSANT対策!目標スコア到達のためのパート別対策法を徹底解説!

実用的な英語力を短時間で測る試験として、いま注目を集めているのが 「VERSANT Speaking & Listening Test」です。

この試験は、一般的に「VERSANT」と略されることが多く、就職活動や社内の昇進要件、海外赴任前の語学力チェックなど、ビジネスシーンでの利用が広がっており、多くの企業や組織で導入が進んでいます。

VERSANTはTOEICや英検とは異なり、スピーキングとリスニングに特化した試験形式であるため、「どうやって対策したらいいのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、VERSANTの受験を考えている方に向けて、「パート別対策法」を徹底的に解説します。

これからVERSANTを受験される方は、ぜひ最後までご覧ください!

※VERSANTとは、VERSANT Speaking & Listening Testのことを指します

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VERSANT Speaking & Listeningの試験概要

VERSANT Speaking & Listening Testは、Pearson社が開発したオンライン型の英語能力試験です。特に、ビジネス現場で通用する実践的な「スピーキング」と「リスニング」を測ることができます。

日本では2015年から導入が始まり、資生堂や三菱UFJ銀行など約500社の企業・教育機関がVERSANTを利用しており、信頼性の高い試験として近年注目が高まっています。

特に、以下のような目的で受験する人が増えています。

  • 外資系・グローバル企業の採用試験や昇進試験のため
  • 海外駐在の適性を評価するため
  • スピーキング力を客観的に測定するため
  • ビジネス英語力証明のため

試験時間と形式

  • 試験時間:約20分
  • 出題数:全40問(6つのパートで構成)
  • 受験形式:パソコンまたはスマートフォン
  • 採点方法:AIによる自動採点(試験終了後、約5分で結果が表示される)

VERSANTのスコア

VERSANTは総合スコア90点満点(10〜90点)の試験で、1点刻みで評価されます。スコアは、GSEスコア(※)という基準に基づいています。

(※)GSE(Global Scale of English)とは、ピアソンが設定しているグローバルに比較可能な英語能力の客観的指標。

引用:https://school.nikkei.co.jp/nn/special/versant/score/index.html

また総合スコア(90点満点)は、「スピーキング力(50%)」と「リスニング力(50%)」で算出されています。

スピーキング力(50%)は、以下の2つの内容で測定されます。

  1. 話の内容(25%):言葉の使い方・内容の適切さ
  2. 話し方(25%):発音・流暢さ・伝わりやすさ

VERSANTの試験内容

試験は、Part A〜Part Fまでの6つのパートで構成されています。

ここからは、各パートの特徴と対策について順番に解説していくので、参考にしてください。

受験方法やスコアの目安については、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

VERSANTとは?試験内容・難易度・スコア基準・対策方法を徹底解説

Part A(質問)の概要と特徴

Part Aでは、短い英語の音声を聞いて、それに対して1語または数語で答える問題が出題されます。

出題形式と概要

  • 問題数:全8問
  • 回答時間:各問題につき15秒以内
  • 音声再生:1回のみ
  • 評価スキル:リスニング力

問題例と解説

問題①

問題: How many fingers do you have on one hand?

訳: 片手に指は何本ありますか?

回答例: Five

訳: 5本です。

解説:

この質問は常識問題であり、「fingers(指)」と「one hand(片手)」という単語を正しく聞き取れるかがポイントです。

また、「how many」は「いくつ?」と数を尋ねる疑問詞で、複数形の名詞(fingers)とともに使われています。

問題②

問題: Is water typically wetter or drier than sand?

訳: 水は通常、砂よりも濡れていますか、それとも乾いていますか?

回答例: Wetter

訳: 濡れています。

解説:

この質問は「water(水)」と「sand(砂)」の比較を尋ねています。

「typically」は「通常」という意味であり、「wetter or drier」では比較級を使用して選択肢を提示しています。

一般的に水は砂よりも濡れている(wetter)ため、正解は「water」です。

受験者からの一言アドバイス

Part Aでは、日常生活に関する基本的な語彙の定義や質問が多く出題されます。

そのため、日本語ではわかっていても、英語で即答できるようになる能力を身につける必要があります。

また回答は、「A」や「B」のような単語のみで答えるのが正解です。

「I think A」や「This is B」といった文章形式ではないので注意しましょう。

Part B(復唱)の概要と特徴

Part Bでは英文が音声で流れ、それをそのまま繰り返す問題が出題されます。聞こえた通りの語順と発音で、正確に再現できるかがポイントです。

出題形式と概要

  • 問題数:16問
  • 英文の長さ:5〜15語程度
  • 音声再生:各問題1回のみ
  • 回答時間:15秒
  • 評価スキル:リスニング力、スピーキング力、話法能力

問題例と解説

問題①

音声: The apple is on the table.

訳:リンゴはテーブルの上にあります。

解説:

"The apple" の "the" は、次の単語”apple”が母音で始まるため /ði/(ズィ)と発音され、"is on" は「子音 + 母音」の組み合わせのためリンキングが起こり /ɪz ɑn/ → /ɪzɑn/(イズォン) のように一体化して発音されます。"on the" も同様に /ɑn ðə/ → /ɑnə/(オヌ)と弱化されることが多いです。このように、 "The apple is on the table." は「ズィ アップル イズォンナ テーブル」のように聞こえます。

問題②

音声: The documentary highlighted the struggles of endangered species.

訳:そのドキュメンタリーは絶滅危惧種の苦難を取り上げました。

解説:

"highlighted" の /d/ と "the" の /ð/ が続くため、"highlighted the" は「ハイライテッド ザ」ではなく、「ハイライテッダ」または「ハイライティダ」のように発音されることがあります。また、"struggles of" の部分は、"struggles" の /s/ が "of" の /əv/ にスムーズにつながり、「ストラグルズ オブ」ではなく、「ストラグルゾブ」のように発音されることが多いです。

受験者からの一言アドバイス

Part Bでは、正確に発音することが大切です。おすすめは、「聞く→真似する→録音して確認する」練習方法です。スピーカーの発音を真似しながら、自分の声を録音して後から聞き返すことで、自分では気づきにくい発音のズレやクセに気づけます。

Part C(会話に関する質問)の概要と特徴

Part C「会話に関する質問」では、2人の短い会話を聞いた後に質問が出され、それに対して1語または数語で答える問題が出題されます。

出題形式と概要

  • 問題数:全6問
  • 音声再生:会話+質問の音声は1回のみ(聞き逃しに注意)
  • 回答時間:各問15秒以内
  • 評価スキル:リスニング力

問題例と解説

問題①

音声:
Speaker 1: “I can’t believe it’s raining again.”

Speaker 2: “I know. It’s been raining all week.”

Speaker 1: “Do you think it’ll stop by the weekend?”

Speaker 2: “I hope so. I’ve got a picnic planned.”

Speaker 1: “Good luck! Let me know if you need help organizing.”

訳:

話し手1:「また雨が降るなんて信じられない。」

話し手2:「ええ、そうなんです。今週ずっと雨が降っていたんです。」

話し手1:「週末には止むと思いますか?」

話し手2:「そうだといいんだけど。ピクニックの予定があるんです。」

話し手1:「晴れるといいですね!準備で何かお手伝いが必要だったら、いつでも言ってください。」

質問:

Why does the man hope the rain stops?

訳: なぜ男性は雨が止むことを望んでいるのでしょうか?


回答:

Because he has a picnic planned.
訳: ピクニックの予定があるから。

解説:
この会話は「雨(rain)」と「ピクニックの予定(picnic)」がテーマです。"it’s raining all week" と "I’ve got a picnic planned" のやり取りから、男性が「ピクニックのために雨が止むことを願っている」とわかります。

問題②

音声:

Speaker 1: “You don’t look well. Are you feeling okay?”

Speaker 2: “Not really. I think I caught a cold.”

Speaker 1: “Do you have a fever?”

Speaker 2: “A little bit. I also have a sore throat.”

Speaker 1: “You should rest and drink plenty of water.”

Speaker 2: “Yeah, I think I’ll take the day off.”

訳:

話し手1:「体調が悪そうに見えますね。大丈夫ですか?」

話し手2:「あまり良くありません。風邪をひいたようです。」

話し手1:「熱はありますか?」

話し手2:「少しです。喉も痛いです。」

話し手1:「休んで、水分をたくさん摂った方がいいですよ。」

話し手2:「ええ、今日は休もうと思います。」

質問:

What symptom does the woman have?

訳:女性はどんな症状がありますか?

回答:

A sore throat.
訳: 喉の痛み

解説:
この会話は「健康」がテーマです。

女性の"I also have a sore throat."(喉も痛い)という発言が、症状を示しています。

受験者からの一言アドバイス

基本的には、話のテーマをしっかり把握し、その詳細をイメージしながら理解することが大切だと思います。

Part Dと比べると文章量が多くないので、全体の流れを把握する練習を積めば、対応できる問題だと感じました。

Part D(文章に関する質問)の概要と特徴

Part D(文章に関する質問)は、短いストーリーを聞いたあとに、その内容に関する3つの質問に答える問題が出題されます。

1つのストーリーにつき3問ずつ、合計2ストーリーで計6問が出題されます。

出題形式と概要

  • 問題数:全6問(2セット × 3問)
  • 構成:1つのストーリー → 3つの質問
  • 音声再生:ストーリーと質問は、それぞれ1回のみ再生
  • 回答時間:各問15秒以内
  • 回答方法:数語または短い英文で回答
  • 評価スキル:リスニング力

問題例と解説

問題①:

Liam wanted to surprise his mother on her birthday. He decided to bake a chocolate cake by following an online recipe. Although he accidentally added too much sugar, the cake still turned out delicious. When his mother saw the cake, she was touched by his effort and thanked him with a big hug.

訳:
リアムは母の誕生日にサプライズをしたいと思いました。彼はオンラインのレシピを見ながらチョコレートケーキを焼くことにしました。うっかり砂糖を入れすぎてしまいましたが、それでもケーキは美味しくできました。母がそのケーキを見たとき、彼の努力に感動し、大きなハグをして感謝しました。

質問:

Q1: What did Liam decide to bake for his mother’s birthday?

Q2: What mistake did Liam make while baking?

Q3: How did Liam’s mother react when she saw the cake?

訳:

Q1: リアムは母の誕生日に何を焼くことにしましたか?

Q2: リアムはケーキ作りでどんなミスをしましたか?

Q3: 母はケーキを見たとき、どう反応しましたか?

回答:

A1: A chocolate cake.(チョコレートケーキ)

A2: He added too much sugar.(砂糖を入れすぎた)

A3: She was touched and hugged him.(感動し、彼をハグした)

解説:

このストーリーは「誕生日のサプライズ」と「ケーキ作り」がテーマです。"bake"(焼く)、"recipe"(レシピ)、"sugar"(砂糖)といったキーワードを意識すると、内容を把握しやすくなります。また、「最後にどうなったか」という結果に注目して聞くことが大切です。

問題②:

Sophia was nervous about her big presentation at work. She had spent weeks preparing slides and practicing her speech in front of the mirror. On the day of the presentation, she took a deep breath and walked confidently onto the stage. Although she made a few minor mistakes, her colleagues praised her for her clear delivery and strong arguments. She felt relieved and proud of her performance.

訳:

ソフィアは職場での大事なプレゼンテーションに緊張していました。彼女は何週間もかけてスライドを準備し、鏡の前でスピーチの練習をしました。本番の日、彼女は深呼吸をして、自信を持ってステージに上がりました。いくつか小さなミスをしましたが、同僚たちは彼女の明確な話し方と説得力のある主張を称賛しました。彼女はほっとし、自分の出来栄えを誇りに思いました。

質問:

Q1: Why was Sophia nervous?

Q2: How did she prepare for the presentation?

Q3: How did her colleagues react to her speech?

訳:

Q1: なぜソフィアは緊張していましたか?

Q2: 彼女はプレゼンの準備をどのようにしましたか?

Q3: 彼女のスピーチに対する同僚の反応はどうでしたか?

回答:

A1: Because she had a big presentation at work.(職場で大事なプレゼンがあったから)

A2: She prepared slides and practiced in front of the mirror.(スライドを準備し、鏡の前で練習した)

A3: They praised her for her clear delivery and strong arguments.(明確な話し方と説得力のある主張を称賛した)

解説:

このストーリーは、「プレゼンテーションの準備と本番の様子」がテーマです。"presentation"(プレゼンテーション)、"speech"(スピーチ)、"nervous"(緊張した)などの単語に着目すると、話の内容が理解しやすくなります。また、"take a deep breath"(深呼吸する)や"praise"(称賛する)といった表現も、話の流れをつかむヒントになります。話の流れをつかむヒントになります。

受験者からの一言アドバイス

Part Dは、Part Cよりも文章が長く、情報量も多いのが特徴です。すべての内容を完璧に覚えようとせず、キーワードや主要な出来事に注目しながらストーリー全体の流れを追う意識を持ちましょう。ストーリーとして理解できれば、記憶にも残りやすく、質問に答えやすくなります。

Part E(ストーリーリテリング)の概要と特徴

Part E(ストーリーリテリング)は、短いストーリーを聞いた後に、自分の言葉でストーリーの内容を30秒以内に説明する問題です。

出題形式と概要

  • 問題数:全2問
  • 音声再生:ストーリーは1回のみ再生
  • 回答時間:1問につき30秒以内
  • 評価対象スキル:リスニング・スピーキング・話法能力(言葉の使い方、話の内容)

問題例と解説

問題①:

Emma traveled to Japan for the first time last summer. She was fascinated by the mix of modern technology and traditional culture. She visited ancient temples, tried sushi for the first time, and even participated in a tea ceremony. She also took the time to explore busy shopping streets filled with unique stores and vending machines selling unusual items. One of her favorite experiences was visiting a small countryside village where she stayed with a local family. They taught her how to make homemade soba noodles and shared stories about their daily lives. Through this trip, Emma not only enjoyed sightseeing but also gained a deeper appreciation for Japanese culture and traditions.

訳:

エマは昨年の夏、初めて日本を訪れました。彼女は、現代技術と伝統文化が融合していることに魅了されました。彼女は古い寺院を訪れ、初めて寿司を食べ、さらには茶道にも参加しました。また、個性的な店や珍しい商品が並ぶ賑やかな商店街を散策する時間も取りました。エマのお気に入りの体験の一つは、田舎の小さな村を訪れ、地元の家族と一緒に過ごしたことでした。彼らは彼女に手打ちそばの作り方を教え、日常生活の話を聞かせてくれました。この旅行を通じて、エマは観光を楽しんだだけでなく、日本文化や伝統に対する理解を深めることができました。

回答例:


Emma traveled to Japan for the first time last summer, and she enjoyed a lot of things. For example, she visited ancient temples and tried sushi for the first time. She even participated in a tea ceremony. She also went to the countryside and learned the traditional way of making soba noodles. She spent time with a local family and really enjoyed it. Above all, she could learn about Japanese culture as well as enjoy sightseeing.

訳:

エマは昨年の夏、日本を初めて訪れて、彼女はさまざまなことを楽しみました。例えば、古い寺院を訪れ、寿司を初めて食べました。また、茶道にも参加しました。さらに、田舎に行き、そば作りの伝統的な方法を学びました。地元の家族と過ごし、とても楽しい時間を過ごしました。何よりも、日本の文化を学びながら観光も楽しむことができました。

解説:

ストーリーの流れは、以下の通りです。

(1) エマが初めて日本を訪れる

(2) 現代技術と伝統文化の融合に魅了される

(3) 古い寺院を訪れ寿司や茶道を体験する

(4) 賑やかな商店街を散策しユニークな店舗や自動販売機を見学する

(5) 田舎の村で地元の家族と過ごし手打ちそばの作り方を学ぶ

これらの主要な出来事を時系列に整理し、具体的な行動や感情を交えて自分の言葉で表現しましょう。

問題②:

Michael has recently become more aware of environmental issues. After reading about the effects of plastic pollution, he decided to reduce his use of plastic. He now carries a reusable water bottle and shopping bags. He also joined a local environmental group that organizes clean-up events in his community. Last weekend, he helped collect trash at a nearby park. Seeing how much waste people left behind made him realize the importance of educating others about sustainability. He hopes to encourage more people to make small changes that can help protect the planet.

訳:

マイケルは最近、環境問題に対してより意識するようになりました。プラスチック汚染の影響について読んだ後、彼はプラスチックの使用を減らすことを決意しました。現在、彼は再利用可能な水筒や買い物袋を持ち歩いています。また、地域の環境保護団体に参加し、清掃活動を行っています。先週末には近くの公園でゴミ拾いをしました。人々が残していった大量のゴミを見て、彼は環境の持続可能性について他の人々に教育することの重要性を実感しました。彼は、小さな行動の積み重ねが地球を守る助けになると信じており、多くの人が意識を持つよう働きかけたいと考えています。

回答例:


Michael is now aware of the importance of environmental protection. Recently, he started using reusable water bottles and shopping bags instead of plastic ones. He also joined an environmentally friendly group to participate in cleanup events. Through this experience, he realized the importance of educating people about environmental issues.

訳:

マイケルは最近、環境保護の重要性に気づきました。最近、彼はプラスチックの代わりに再利用可能な水筒や買い物袋を使い始めました。また、環境に優しい団体に参加し、清掃活動にも取り組んでいます。この経験を通じて、環境問題について人々に教育することの大切さを実感しました。

解説:

ストーリーの流れは、以下の通りです。

(1) マイケルが環境問題に対する意識を高める

(2) プラスチック汚染の影響を読んでプラスチックの使用を減らすことを決意する

(3) 再利用可能な水筒や買い物袋を使用するようになる

(4) 地元の環境保護団体に参加して清掃活動に取り組む

(5) ゴミの多さを目の当たりにして持続可能性の重要性に気づき、他の人々にも小さな変化を促そうとする

元の表現はそのまま暗記しようとせず、自分の言葉で主要なポイントを簡潔に整理した上で表現できるように練習しましょう。

受験者からの一言アドバイス

Part Eは、VERSANTの中でも最も難しいパートと感じる方が多いと思います。

リスニングの正確性とスピーキングによる再構築のスキルで高いレベルが求められます。

問題解説ではストーリーの内容を5つに分けて説明していますが、いきなり5つは難しいという方は、まずは3つのストーリーを考えるところから始めてもいいと思います。

Part F(自由回答)の概要と特徴

Part F(自由回答)は、質問に対して自分の意見や考えを答える問題です。

出題形式と概要

  • 問題数:全2問
  • 音声再生:質問は1回のみ
  • 回答時間:各問につき40秒以内
  • 評価スキル:スピーキング・話法能力(言葉の使い方、話の内容)

問題例と解説

問題①:

Making decisions can be a difficult process. How do you make decisions? Do you weigh multiple factors before making a decision, or do you just go with your intuition? Why?

訳: 

決断を下すのは難しいプロセスです。あなたはどのように決断しますか? 決断する前に複数の要素を検討しますか、それとも直感に従いますか? それはなぜですか?

回答例:

I make decisions by considering multiple factors for two reasons. First, analyzing different options helps me understand possible outcomes. For example, when choosing a job, I compare salary, work-life balance, and career growth. Additionally, relying only on intuition can lead to mistakes. By carefully evaluating options, we can reduce risks. For these two reasons, I always think before making decisions.

訳: 

私は複数の要素を考慮して決断を下します。その理由は2つあります。まず、さまざまな選択肢を分析することで、予想される結果を理解しやすくなるからです。例えば、仕事を選ぶ際には、給与、ワークライフバランス、キャリアの成長を比較します。さらに、直感だけに頼ると誤った決断をしてしまう可能性があります。慎重に選択肢を評価することで、リスクを減らすことができます。これらの理由から、私は常に熟考してから決断を下します。

解説:

最初に結論を述べたうえで、「for two reasons」という表現を用いて、理由が2つあることを示しました。次に、具体例(仕事選び)を交えながら慎重に選択肢を比較することの楽しさを説明しています。さらに、「additionally」を使って、直感だけに頼ることにはリスクがあるという点を補足し、慎重な判断の必要性を強調しました。最後に「for these two reasons」を用いて、自身の考えを再主張しました。

問題②:

Some people argue that it is not necessary to have clear boundaries between a person's work and personal life. Do you agree or disagree with this view, and why?

訳: 

仕事と私生活の間に明確な境界線を設ける必要はないと主張する人もいます。あなたはこの見解に賛成ですか、反対ですか。またその理由は何ですか。

回答例:

I disagree with the idea that clear boundaries between work and personal life are unnecessary for two reasons. First, separating them helps reduce stress. If work interferes with personal time, we feel exhausted. Additionally, maintaining boundaries boosts productivity. Taking sufficient rest during weekends helps us feel refreshed and ready for work again.

訳: 

私は、仕事と私生活の間に明確な境界線が不要だという意見に反対です。その理由は2つあります。まず、それらを分けることでストレスを減らすことができるからです。仕事がプライベートな時間に干渉すると、私たちは疲れ果ててしまいます。さらに、境界を守ることで生産性が向上します。週末に十分な休息を取ることで、リフレッシュし、再び仕事に集中できます。

解説:

最初に「I disagree with the idea that clear boundaries between work and personal life are unnecessary」と述べることで、はっきりと自分の立場を示しました。次に、「for two reasons」という表現を用いて、2つの理由があることを示しました。1つ目の理由では、仕事と私生活を分けることでストレスを軽減できることを説明し、具体例として「仕事がプライベート時間に入り込むと疲れてしまう」という状況を挙げました。さらに、「additionally」を用いて、境界線を守ることが生産性向上につながることを補足しています。

パート別対策法

ここからは、パート別に対策方法をご紹介します!

Part Aの対策方法

Part Aの対策として、特に効果的な方法は次の2つです。

1.日常生活で使用する基礎単語を覚える

2.問題のパターンを理解し慣れる

1.日常生活で使用する基礎単語を覚える

VERSANTでは、"outlet(コンセント)"や"console(機器の制御パネル)"のような、日常生活に関する英単語が頻繁に出題されます。

つまり、自宅にある物の名前を英語で覚えることは、実践的なスピーキング力アップに直結する実践的な学習になります。

身の回りの言葉を英語で言えるようになるだけでも、得点アップにつながる可能性があります。

例)

  • 引き出し → drawer
  • 電子レンジ → microwave
  • 冷蔵庫 → refrigerator
  • 蛇口 → faucet

2.問題パターンを理解し慣れる

Part Aでは、出題の形式が大きく4つに分かれています。それぞれに求められるスキルが異なるため、試験本番で戸惑わないよう、日頃から各タイプの問題に触れておくことが非常に重要です。

①常識問題

②単語の定義問題

③同義語・対義語問題

④計算問題

ここからは、タイプごとの特徴をご紹介します。

①常識問題(一般的な知識に基づく質問)

日常生活の中での一般的な知識を問う問題です。特別な専門知識は不要ですが、「すぐに答えが出てくるかどうか」がポイントになります。

例題:

Which is usually colder, the inside of a refrigerator or the inside of a closet?

訳:一般的に、冷蔵庫の中とクローゼットの中ではどちらの方が温度が低いですか?

回答:

The inside of a refrigerator.(冷蔵庫の中)

②単語の定義問題(語彙力+理解力を問う)

ある英単語の定義や説明が英語で読み上げられ、それが何を指しているかを答えます。

例題:

What do you call a tool that you use to cut paper and has two sharp blades connected at a center point?

訳:紙を切るのに使う、2枚の刃が中央でつながっている道具を何と呼びますか?

回答:

Scissors.(ハサミ)

③同義語・対義語問題

出題された単語と同じ意味または反対の意味を持つ単語を答える問題です。語彙力が試されます。

例題:

What is the opposite of “early”?

訳:“early”の反対の意味は何ですか?

回答:

Late.

④計算問題(簡単な数の処理)

英語で読み上げられる簡単な数式や状況説明に基づいて、計算して答えるタイプの問題です。

「聞き取り」+「計算処理」の両方のスキルが求められます。

例題:

Emma had 30 candies and gave 12 to her friends. How many candies does she have left?

訳:エマはキャンディーを30個持っていて、友達に12個あげました。残りはいくつですか?

回答:

Eighteen.

Part Bの対策方法

Part Bの対策として、特に効果的な方法は次の3つです。

1.ディクテーション

2.問題音声を記憶する練習

3.「聞く・真似る・録音する」で発音の精度を高める

1.ディクテーション

VERSANT対策では、リスニング力の強化が不可欠です。特にPart Bでは、問題音声を正確に聞き取れないと回答することができません。

そのリスニング力の土台を作るトレーニングとして有効なのがディクテーションです。

ディクテーションとは、英語の音声を聞き取り、そのまま英語で書き起こすトレーニングです。聞き流しとは異なり、音声を細部まで集中して聞く必要があるため、集中力とリスニング精度が自然と鍛えられます。

ディクテーションの練習には、「TEDICT」というアプリがおすすめです。


TEDICTは、TED Talksのスピーチを使って学べるディクテーション専門アプリで、自然な英語のスピーチに触れながらトレーニングできるのが特徴です。800円程度の買い切り型なので、手頃な価格で始めることができます。

ディクテーションを行う際は、以下のポイントを意識しましょう:

  • 音声を1文ずつ再生し、聞こえた単語をすべて書き出す
     → 英語の語順・構造を意識しながら正確に書く練習
  • 主語・動詞・前置詞などの機能語も漏らさないよう注意する
     → 「なんとなく聞こえる」ではなく、「正確に聞き取る」力を養う
  • 聞き取れなかった部分を確認して、発音の癖をチェックする
     → 聞き取れない原因を分析し、発音・認識力のズレを修正

2.問題音声を記憶する練習

 Part Bでは、英文を1回聞いただけで記憶し、すぐに復唱するスキルが求められます。そのため、英語を「1語ずつ」ではなく、「チャンク(意味のかたまり)」でとらえて記憶する練習が効果的です。

たとえば、次のような英文が流れたとします:

英文例:

The small wooden cabin by the edge of the lake is a peaceful weekend retreat.

(湖のほとりにある小さな木の小屋は、静かな週末の隠れ家です。)

チャンクでの分け方:

  • The small wooden cabin
  • by the edge of the lake
  • is a peaceful weekend retreat

このように、「物(小屋)+場所(湖の端)+説明(静かな隠れ家)」というイメージで整理して覚えることで、よりスムーズに復唱できるようになります。

普段から以下のようなトレーニングを習慣にするのがおすすめです。

  • 英語の音声を1文ずつ聞いて、チャンクごとに止めながら復唱する
  • 聞いた英文を頭の中で映像化してから言い直す

3.「聞く・真似る・録音する」で発音の精度を高める

Part Bでは、正確な発音で話すことも評価のポイントです。そのため、「聞いて・真似して・録音して確認する」練習がおすすめです。

具体的には、以下の3ステップで練習しましょう:

  1. 英文音声を聞く
  2. 英文音声をそのまま真似して、発音する
  3. 自分の声を録音して、聞き返す

録音を聞き返すことで、自分の発音の癖・不自然な区切り・イントネーションのズレなどに気づくことができます。

また、聞いた音と自分の音を比べて修正する習慣をつけると、自然な英語のリズムが身についていきます。

特に「リエゾン(音のつながり)」や「弱く発音される単語(a / of / to など)」などを意識すると、よりネイティブに近い発音になります。

TED動画などの音声を利用して、「聞く→真似る→録音して確認する」というサイクルを習慣にしましょう。

Part Cの対策方法

Part Cの対策として、特に効果的な方法は次の2つです。

  1. 推測力を鍛える
  2. 「5W1H」の質問を意識して、会話を聞く

1.推測力を鍛える

Part Cでは、すべての単語が聞き取れなくても、キーワードから場面を推測するスキルを養うことが重要です。

特に、「誰が」「どこで」「何について」話しているかを推測する力があれば、正答できる可能性が高まります。

そこで、聞こえたキーワードから「場面」や「登場人物」、「目的」を想像するトレーニングを実践していきましょう。

たとえば、以下のような単語が聞こえたとします:

  • ticket booth / matinee / opening night / performance

→ 場所:劇場

→ 内容:ミュージカルのチケットに関する会話

  • late check-out / breakfast / gym pass / coupons

→ 場所:ホテル

→ 内容:宿泊サービスやアメニティに関する案内

このように、会話のすべてを理解できなくても、部分的に聞こえた単語から会話のテーマや場面を推測し、答えを導き出すことができます。

おすすめの練習方法

  • 聞き取れた単語から「誰が」「どこで」「何をしているか」を推測する
  • 短い英語音声を聞いたら、その場面を想像して日本語で描写してみる
  • 英語音声+映像コンテンツ(英語ドラマ・TEDなど)で表現と場面を結びつける

英語を聞いた瞬間に、「場面」「登場人物」「行動」がイメージできるようになると、自然と適切な答えが浮かぶようになります。

2.「5W1H」の質問を意識して、会話を聞く

Part Cの質問は、基本的に5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)の形で出題されます。

そのため、英会話を聞きながら「この流れなら『誰が話している?』って聞かれそうだな」「この状況だと場所を聞いてきそうだな」など、質問を推測する癖をつけることが重要です。

質問の種類意味例文
Who誰が?Who is speaking in the conversation?
What何を?What time is the show starting?
Whenいつ?When did he arrive at the hotel?
Whereどこで?Where is the meeting taking place?
Whyなぜ?Why did she cancel the plan?
Howどのように?How will he get to the station?

この習慣をつけることで、英語の聞き取りだけでなく、リスニング中に情報を整理しながら聞けるようになります。

Part Dの対策方法

Part Dの対策として、特に効果的な方法は次の3つです。

  1. 因果関係に注目してストーリーの流れをつかむ
  2. 「5W1H」の質問を意識して予測しながら聞く
  3. ショートストーリーを日常に取り入れて「聞いて理解する力」を養う

1.因果関係に注目してストーリーの流れをつかむ

Part Dでは、「なぜその出来事が起こったのか?」という因果関係を問う質問がよく出題されます。

たとえば、次のような質問が考えられます:

  • Why did they cancel the event?(なぜイベントは中止になったのか?)
  • Why are the classes canceled?(授業がなぜ中止になったのか?)

このような質問では、「Because ~(〜のため)」などの理由を示す文がストーリー内に必ず含まれています。

また、ストーリーを聞くときは、以下の点に注目しましょう:

  • 「誰が」「何をして」「何が原因で」状況が変化したのか
  • 出来事の背景や原因
  • その結果、どうなったのか

2.「5W1H」の質問を意識して予測しながら聞く

Part Dでも、質問の多くが「5W1H(When, Who, Where, What, Why, How)の形式になっています。ストーリーを聞くときから、「どの質問がされそうか」を予測しながら聞くことが重要です。

あらかじめどんな質問がされそうかをイメージしながら聞くと、情報の取捨選択がしやすくなります。

たとえば、ストーリー中に登場する情報が以下のようであれば:

  • 日時が出てきた → Whenに備える
  • 場所が出てきた → Whereを意識
  • 登場人物の発言や行動 → Who / Whyにつながる可能性

このように、聞こえてきた情報を5W1Hに分類しながら聞く習慣をつけると、ストーリーの内容を効率よく理解できるようになります。

3.ショートストーリーを日常に取り入れて「聞いて理解する力」を養う

Part Dでは、ストーリーを聞いてその内容に関する質問に答える力が問われます。

ストーリーの要点を正確に把握し、因果関係や背景を理解する必要があるため、英語の“内容理解力”が重要です。

このスキルを鍛えるためにおすすめなのが、英語のショートストーリーを日常的に聞く習慣をつけることです。

たとえば、次のような素材が効果的です:

  • 英語ニュースの短いトピック
  • Podcast

これらを聞くときは、ただ聞き流すのではなく、「誰が・何を・なぜ・どうなったか」のストーリーの構造を意識しながら聞くことが重要です。

慣れてくると、Part Dで求められるような情報整理が自然にできるようになります。

日常的に短い英語のショートストーリーを聞くことで、Part Dに必要な情報処理能力と内容理解力が鍛えられます。また、楽しみながら続けられるので、習慣化しやすいのも大きなメリットです。

Part Eの対策方法

Part Eは、VERSANTの中でも最も難易度が高いパートです。その理由は、リスニングでの「正確な情報処理力」と、スピーキングによる「即時の再構築力」という2つの高いスキルが求められるからです。

日本語でも難しいと感じる問題なので、以下の2つの方法でしっかり対策していきましょう。

  1. ニュースやPodcastを使って「要約練習」
  2. 頭の中で情景を映像化するトレーニング

1.ニュースやPodcastを使って「要約練習」

Part E対策の理想は、練習問題を繰り返し解いて、自分の回答を録音して確認し、改善点を見つけて修正することが最も効果的です。

しかし現実には、Part E専用の問題を大量に入手することはできません。

そこで英語ニュース・Podcast・TEDなどのショートコンテンツを使って、Part Eに必要なスキルを向上させることがおすすめです。

以下のような流れで練習を行います:

  1. 短い英語音声を1回だけ聞く

例:Podcast、TED、英語ニュースなど

  1. 聞いた内容を30〜40秒で要約する
    最初は、「書いてまとめる」方法でもOKです。慣れるまでは、自分に合った方法で要点を再構成しましょう。
  2. 録音や記述した要約を見直し、構成の流れや情報の抜け漏れを確認する

「まずは書いて整理してから、それを話す」という2段階トレーニングも非常に効果的です。
書きながら要約することで、文構造や語彙を意識する練習にもなります。

要約練習をする際は、以下の要素を意識して練習してください。

  • 登場人物は誰か
  • どこで何が起きたか
  • なぜその出来事が起きたか
  • どうなったか(結果)

これらを整理して、「無駄を省きつつ流れが伝わる」ストーリーにまとめる練習を行いましょう。

2.頭の中で情景を映像化するトレーニング

Part Eでは、英語の音声をそのまま丸暗記するのは不可能です。そのため、聞いた情報を意味のかたまりとして映像でイメージする力が重要です。

たとえば「A boy ran to the river and picked up a red ball floating in the water.」という文を聞いたときに、

「川に向かって走る少年」と「水に浮かぶ赤いボール」の情景がイメージできれば、単語をすべて覚えていなくても内容を再構成しやすくなります。

このように、Part Eで高得点を狙うためには、一度で聞いた情報を「理解→整理→再表現」できるスキルが必要です。普段の学習で聞こえた瞬間に“頭の中で場面を描く習慣”をつけることで、情報の定着率は飛躍的に高まります。

Part Fの対策方法

Part Fの対策として、特に効果的な方法は次の3つです。

  1. シンプルで明確な構成を“パターン化”して備える
  2. オンライン英会話の活用
  3. よく使う単語・フレーズを準備しておく

1.シンプルで明確な構成を“パターン化”して備える

VERSANTでは、複雑な表現よりもシンプルでわかりやすい文構造を用いて回答した方が安定したスコアにつながりやすいと感じています。

そのため、自分の回答パターンを決めておくことが効果的です。

例えば「あなたの意見は?」という問いに対しては、以下のような英文から話し始めると、スムーズに回答を始めることができます。

  • I think XX is better because...

→ 「意見」+「理由」のパターンで、どんなトピックでも応用可能です。

  • Regarding XX, I have two opinions.

→ 2つの「理由」で構成するパターンです。

論理的に展開しやすく、伝わりやすい構成になります。

本番で緊張しても、型があればすぐに話し始められる安心感があります。

毎回の練習で「どんな質問にもこの形で答える」という自分なりのスタイルを作っておくことが、スコアアップの近道です。

2.オンライン英会話の活用

オンライン英会話では、自分の意見を話す練習にぴったりの環境です。特に、Part Fのような「即興で話すスキル」を鍛えるのに最適です。

受け身の会話ではなく、「意見を述べる」練習を積極的に取り入れることで、40秒のスピーキングにも自信が持てるようになります。

例えば、以下のような質問を講師に出してもらうと、Part F対策に直結します。

  • What is your opinion on working from home?

訳:在宅勤務についてどう思いますか?

  • Do you think learning a second language is important?

訳:第二言語を学ぶことは重要だと思いますか?

  • Which do you prefer, cities or countryside? Why?

訳:都会と田舎、どちらが好きですか?その理由も教えてください。

このような質問に慣れておくと、本番でも焦らずに話し始められるようになります。

またオンライン英会話を利用する際に重要なのが、自分の回答に対してフィードバックをもらうことです。

講師に以下の点を確認してもらい、指摘してもらうようにお願いしましょう:

  • 文法ミス(時制、冠詞、前置詞など)
  • 不自然な表現
  • 発音やリズム
  • 回答の構成

これらの細かいアドバイスを受けて修正していくことで、スピーキング力が向上していきます。

3.よく使う単語・フレーズを準備しておく

Part Fでは、どんなトピックが来ても自分の意見を即興で組み立てて話す必要があります。そのため、「どんなトピックにも応用できる便利な表現」を事前に覚えておくことが重要です。

たとえば、以下のようなフレーズはさまざまなテーマで応用が可能です。

・be inclined to〜:〜する傾向がある

例文:

Many people are inclined to avoid uncomfortable conversations, even though they can lead to personal growth.

訳:多くの人は、個人の成長につながる可能性があっても、不快な会話を避けがちです。

・have a good/great command of〜:〜を使いこなす/〜に堪能

例文:

He has a good command of data analysis tools, which gives him an advantage in tech-related jobs.

訳:彼はデータ分析ツールを使いこなす力があり、テック系の仕事で有利です。

・follow suit:人の真似をする、先例に従う

例文:

After one major city implemented car-free zones, several others followed suit.

訳:ある大都市が歩行者専用エリアを導入した後、他の都市もそれに続きました。

・be characterized by〜:〜によって特徴づけられる

例文:

The modern workplace is characterized by remote collaboration and flexible schedules.

訳:現代の職場は、リモートでの協働と柔軟なスケジュールによって特徴づけられます。

・resonate with A:Aの心に響く

例文:

Her speech about sustainability truly resonated with me.

訳:彼女の持続可能性に関するスピーチは、私の心に深く響きました。

また副詞を使いこなせるようにしておくと意見に説得力を持たせることができます。

・specifically:具体的に

例文:

Specifically, I think public libraries should offer more digital services for young people.

訳:

具体的には、公共図書館は若者向けにもっとデジタルサービスを提供すべきだと思います。

・for instance:例えば

例文:

For instance, when I studied abroad, I learned how to manage stress more independently.

訳:

例えば、留学中には自分でストレスを管理する方法を学びました。

・furthermore / additionally:さらに

例文:

Furthermore, regular exercise not only improves health but also boosts mental clarity.

訳:

さらに、定期的な運動は健康を改善するだけでなく、頭の働きもよくします。

・firstly / secondly:まず / 次に

例文:

Firstly, online learning is convenient. Secondly, it allows for flexible scheduling.

訳:

まず第一に、オンライン学習は便利です。第二に、柔軟なスケジュール管理が可能になります。

・similarly:同様に

例文:

Similarly, many industries are adopting remote work as a long-term solution.

訳:

同様に、多くの業界が長期的な解決策としてリモートワークを取り入れています。

このような表現を複数覚えておくと、どんなトピックでもスムーズに話を展開することができます。

まとめ

今回は、VERSANTの試験内容・パート別の対策方法について徹底解説しました!

VERSANTは、スピーキングとリスニングの実践力を評価する英語試験として、ビジネスシーンを中心に導入が進んでいます。

さらに、VERSANTは24時間365日受験可能・スコアも即時表示という大きなメリットがあり、多忙な社会人にも最適な試験です。

TOEICなどの筆記中心の試験とは異なり、音声のみで出題される形式のため、英語の瞬発力・記憶力・発音・流暢さといったスキルが試されます。

その分、難易度はやや高めですが、正しい対策を行えば、着実なスコアアップが可能です。

これから受験を考えている方は、今回ご紹介したパート別の対策方法を参考にしながら、試験形式への慣れとスピーキング力・リスニング力の強化を少しずつ進めていきましょう!

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