TOEIC920点の友人がVERSANTを受けてみた結果は?問題の感想とスコアを全公開
TOEICで900点台を取れる人って、「英語ができる人」の代表格ですよね。
でも実は、TOEICが高得点でも 「話す」となると別物 なのが英語学習のむずかしいところです。
そこで今回は、TOEIC920点を持つ友人(Aさん)に実際にVERSANTを受験してもらい、受験後にインタビューを行いました。
- 率直な難易度の評価
- TOEICと比べて「全く違う」と感じた点
- どこで詰まり、どこが手応えだったのか
- そして 総合76点(CEFR C1) というスコア結果
まで、リアルな声をそのまままとめています。
「TOEICは高いけど、英会話やスピーキングに自信がない」
「VERSANTを受けてみたいけど、難しさのイメージが湧かない」
そんな方が、自分の現在地と次にやるべき対策をハッキリさせられる内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。
※この記事の「VERSANT」とは「VERSANT English Speaking and Listening」のことを指します。
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VERSANTとは?TOEICと何が違うのか
まず、VERSANTがどのようなテストなのか、TOEICとの違いを明確にしておきましょう。
VERSANTの基本情報
VERSANTは、ピアソン社が開発したAIによる自動採点のスピーキング・リスニングテストです。
ビジネスで使える実践的な英語力を測ることを目的としており、世界中の多くの企業や教育機関で導入されています。
VERSANTの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 約20分 |
| 出題数 | 全40問(6パート) |
| スコア範囲 | 10〜90点(1点刻み) |
| 受験形式 | パソコンまたはスマートフォン |
| 採点方法 | AIによる自動採点 |
| 結果通知 | 試験終了後、約5分 |
| 受験料 | 6,600円(税込) |
| 受験可能時間 | 24時間365日 |
VERSANTとTOEICの違い
VERSANTとTOEICは、どちらも英語力を測るテストですが、内容は大きく異なります。
VERSANTとTOEICとの比較表
| 項目 | VERSANT | TOEIC L&R |
|---|---|---|
| 測定スキル | スピーキング・リスニング | リスニング・リーディング |
| 試験時間 | 約20分 | 約120分 |
| 問題数 | 40問 | 200問 |
| スコア範囲 | 10〜90点 | 10〜990点 |
| 回答方法 | 話して回答 | マークシート |
| 採点方法 | AIによる自動採点 | 人間による採点 |
| 受験方法 | PC/スマホ(いつでもどこでも) | 会場での一斉受験 |
| 結果通知 | 試験後すぐ | 約1ヶ月後 |
| 音質 | 電話のようなリアルな音質 | クリアな音声 |
| スピード | 速い(リンキング・リダクション多用) | 標準的 |
| 回答時間 | 即座に答える必要がある | 考える時間がある |
最大の違いは、VERSANTが「話す力」を測定する点にあります。
TOEICがインプット(聞く・読む)中心であるのに対し、VERSANTはアウトプット(話す)能力の評価に特化しているのです。
VERSANTの問題構成
試験は、Part A〜Part Fまでの6つのパートで構成されています。

VERSANTについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
TOEIC920点の友人にVERSANT受験の感想をインタビュー
それでは、今回VERSANTを受験した友人(Aさん)の体験談をご紹介します。
自己紹介
- 名前:Aさん
- 年齢:30歳男性
- 職業:会社員
- 英語力:TOEIC920点
これまでの英語学習歴はどのくらいですか?
中学時代から現在まで、継続して英語学習に取り組んできました。
中学生の頃から英語が好きで、毎日の出来事を英作文にまとめ、週に一度ALTの先生と交換日記を行っていました。
高校では、語彙や文法などの基礎力をより本格的に強化し、大学ではプレゼンテーションやディスカッションなど、英語を「使う」ことを重視した学習に取り組みました。
大学3年次には、約4か月間マレーシアへ短期留学し、実践的な英語環境で学ぶ経験もしています。
大学卒業後も学習を止めることなく、DMM英会話やネイティブキャンプといったオンライン英会話を活用し、継続的に英語力の向上に努めています。
TOEICで920点を取得するために、どのような学習をしてきましたか?
TOEICで920点を取得するために、主に大学のTOEIC対策講座で使用した教材と「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」を活用して学習しました。
学習期間はおよそ半年で、1日あたり1〜2時間を目安に継続して取り組みました。
特に力を入れたのはリスニング対策で、音声を繰り返し聞くだけでなく、シャドーイングを取り入れて英語の音の流れやリズムを体に染み込ませることを意識しました。
その結果、リスニングの処理速度と理解度が大きく向上したと感じています。
TOEICは2回目の受験で920点を取得しました。
今回、なぜVERSANTを受験しようと思ったのですか?
TOEICのスコアは取得していましたが、これまで主にアカデミックな英語を中心に学んできたため、日常的でカジュアルなシチュエーションにおける口語表現や言い回しのストックが十分ではないと感じていました。
実際の英会話では、特に学習初期に話すスピードが速かったり、聞き慣れていないアクセントで話されると、聞き返してしまうことが多くありました。また、発音を体系的に学ぶ前は、自分が発した単語や表現が相手に正しく伝わらず、何度も言い直す経験もありました。
そのような課題を感じる中で、業務上、海外の方と英語でコミュニケーションを取る機会が増えたことをきっかけに、「現在の自分のスピーキング力が実際どのレベルにあるのか」を客観的に把握したいと考えるようになりました。
そこで、実践的なスピーキング力を測定できるVERSANTを受験しようと考えました。
VERSANTを受験する前、どのような準備をしましたか?
VERSANTを受験する前は、あえて特別な対策は行いませんでした。
事前に準備をすることで結果に影響が出るのではなく、「現在の自分の純粋な英語力」を正確に把握したいと考え、そのままの状態で受験しました。
試験の申し込み〜受験当日の準備物などを教えてください
VERSANTの試験は、キャリタスから申し込みました。
申し込みから受験までは2〜3日ほどと短く、比較的スムーズに受験日を設定できました。
受験はPCを使用し、自宅の静かな環境で行いました。
時間帯は朝を選び、周囲の音が少なく、集中しやすい状態で臨みました。
当日に準備したものは、PCに接続するイヤホンと、雑音の入らない静かな受験環境のみです。
特別な機材は必要なく、事前に環境を整えておくことで安心して受験できました。
初めてVERSANTを受けてみて、1番驚いたことは何ですか?
初めてVERSANTを受験して最も驚いたのは、試験時間の短さと、結果が出るまでのスピードです。
これまで受験してきた他の英語試験と比べても、受験にかかる時間が非常に短く、終了後すぐに結果を確認できる点は印象的でした。
また、問題形式についても、思考時間・回答時間が非常に限られており、じっくり考えるというよりは、瞬発的に英語をアウトプットする力が求められる点に驚きました。
TOEICと比べて「これは全く違うな」と感じた点は何ですか?
TOEICがマークシート形式であるのに対し、VERSANTは声を出して回答する試験であり、受験者の「話す力」を総合的に評価するテストだと感じました。
また、音声の特徴にも違いがあります。TOEICでは試験用に発音が比較的明瞭で、スピードもある程度一定である一方、VERSANTでは実際のコミュニケーションに近い自然な話し方がされており、スピードも速く、場面によって変動しているように感じました。
さらに、VERSANTは回答時間が非常に短く、内容を考えてから話すというよりも、その場で瞬発的に英語を処理し、アウトプットする能力が求められる点も大きな違いだと感じました。
6つのパートそれぞれについて、具体的にどう感じたか教えてください。
Part A:質問に対して1語または数語で回答する問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
簡単
- 質問に即座に答えるのは、どのくらい難しかったですか?
そこまで難しさを感じませんでした。
- 質問の内容は理解できましたか?
概ね理解できたと思っています。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
聞き覚えのない単語や言い回しが使用された際、文脈から想定して回答が必要だった点です。
Part Aの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
Part B:聞こえた音声を復唱する問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
普通
- 文章を記憶して繰り返すのは、どのくらい難しかったですか?
文章が長い問題は記憶し繰り返すのがより難しいと感じました。
- 短い文章は問題なくできましたか? 長い文章はどうでしたか?
短い文章については問題なく対応できました。長い文章については、聞き覚えのない単語や言い回しが使用された場合に、繰り返すのが難しいと感じました。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
聞き覚えのない単語や言い回しが使用された際、即座に処理できないことで文章の区切りを見失い、適切に繰り返すことが難しいと感じるケースがありました。
Part Bの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
Part C:短い会話を聞き、その内容に関する1つの設問に回答する問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
普通
- 会話の内容は理解できましたか?
概ね理解できたと思います。
- 質問に即座に答えるのは、どのくらい難しかったですか?
パートAと同様、そこまで難しさは感じなかったです。
- 場面や登場人物、目的を推測しながら聞くのは得意でしたか?
比較的得意だと感じました。「誰が・いつ・何をしたのか」のような5W1Hを意識して聞くことで、適切に聞き取りができたと思います。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
どの箇所について聞かれるか、先読みして複数記憶するのが難しく感じました。
Part Cの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
【保存版】Versant Part C対策|問題形式・評価基準・スコアアップ勉強法を解説
Part D:ストーリー音声を聞き、その内容に関する3つの設問に回答する問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
難しい
- 文章の内容は理解できましたか?
概ね理解できたと思います。
- ストーリーの流れと主要ポイントを理解し、質問に答えるのは得意でしたか?
ストーリーの全体的な流れは掴めましたが、詳細を正確に記憶するのが難しかったです。話の要旨は理解できても、即座に詳細を回答するのは得意ではないと感じました。
- TOEICのリスニングパートと比べて、どのような違いを感じましたか?
TOEICのリスニングパートと比べて感じた大きな違いは、情報処理のスピードです。
TOEICでは、音声が流れる前に問題文を確認できる設問もありますが、VERSANTでは音声を聞いた直後に即座に回答することが求められます。
また、会話の進行スピードにも違いを感じました。TOEICでは試験用に比較的ゆっくりとした会話が多い一方で、VERSANTはより自然な日常会話に近いスピードで音声が流れる印象でした。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
途中で聞き逃した単語や言い回しがあると、そこで思考が止まってしまい、その後の内容も聞き逃すという悪循環に陥ることがありました。
Part Dの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
Part E:ストーリー音声を聞き、その内容を自分の言葉で言い直す問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
とても難しい
- 短い話を聞いて、その内容を要約するのはどのくらい難しかったですか?
かなり難しいと感じました。
どの情報が重要かを取捨選択しながら、要約用に構造を組み立てつつ内容を理解する必要があり、全体として非常に難易度が高いと感じました。
- 話の内容は理解できましたか?
話の要旨自体は理解できていたと思いますが、上記の理由から、細かい内容までを適切に聞き取り、正確に理解するところまでは至っていなかったように思います。
- 情報を整理して、自分の言葉で説明するのに苦労しましたか?
5W1Hなどの型を意識して説明するようにしたため、情報の整理や説明そのものについては、そこまで大きな苦労は感じませんでした。
- 30秒という時間は十分でしたか? 足りませんでしたか?
内容の詳細理解が十分に追いついていなかったこともあり、結果としては30秒で十分だと感じました。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
話の内容理解と、重要な情報の取捨選択・要約を同時に行おうとしたことで、内容理解そのものへの集中が弱まり、適切に聞き取れなかった箇所があったと感じました。
Part Eの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
Part F:設問音声に対して、自分の意見を40秒で回答する問題
質問
- 難易度はどうでしたか?
(5段階評価:とても簡単/簡単/普通/難しい/とても難しい)
普通
- 自分の意見を40秒で話すのは、どのくらい難しかったですか?
普段からオンライン英会話でディスカッションを行っており、問いに対して瞬発的に自分の意見を述べる練習をしているため、そこまで難易度が高いとは感じませんでした。
- 質問の内容は理解できましたか?
質問文自体が短く、内容も明確だったため、適切に理解できていたと思います。
- 意見は思いついても、それを英語で表現するのに苦労しましたか?
思いついた意見については、英語で適切に表現できたと思います。
ただし、そもそも意見が思い浮かばないタイプの問いが出た場合、即座に別の切り口を見つけて話を展開するのは難しそうだと感じました。
- 40秒という時間は十分でしたか? 足りませんでしたか?
足りないと感じました。
基本的に「2つの理由+それぞれの具体例」を話す構成を意識していましたが、途中で少しでも言葉に詰まると、40秒では話しきれなくなると感じたため、強い緊張感を持って臨みました。
- このパートで苦労したことがあれば教えてください。
受験時は特に問題ありませんでしたが、もし具体例を思い浮かべるのに時間がかかりそうな問題に当たった場合、瞬時に別の切り口を考えて話を組み立て直す必要があり、その点は難易度が高いと感じました。
Part Fの概要や問題例は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
【最新版】Versant Part F対策|出題形式・評価基準・例題・勉強法を徹底解説
6つのパートの中で、一番難しいと感じたのはどのパートですか? その理由も教えてください。
Part Eです。
情報の取捨選択、要約文の構築、そして聞き取りを同時進行で行う必要があり、非常に難易度が高いと感じました。
【結果発表】TOEIC920点のVERSANTスコアは〇〇点!
総合スコア(90点満点):76
CEFRレベル: C1
各スコア:
- スピーキング: 88点
- リスニング: 63点
- 話法能力: 75点



【補足】TOEIC900点台の方のVERSANTスコア平均
TOEIC900点台の方のVERSANTスコア平均は52点で、CEFRのB1⁺レベルです。

VERSANTとTOEICを両方受験した方のスコア比較を見てみましょう。
日本経済新聞社の調べによると、VERSANTとTOEICを両方受験した方のスコアは、次のグラフの通りです。
TOEIC900点台の箇所を確認すると、Aさんのスコア76点は非常に高いスコアであることがわかります。

VERSANTのスコアについては下記の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
TOEIC920点というスコアから、自分ではVERSANTのスコアをどのくらいだと予想していましたか?
TOEICで920点を取得していることから、VERSANTのスコアは75点前後になると予想していました。
その理由として、VERSANTの満点が90点であることを踏まえ、自身の英語運用力であれば全体の8割程度は獲得できると考えていたためです。
実際に受験してみた結果、想定していたスコアとほぼ差はなく、予想は概ね的中していたと感じています。
結果を見たとき、率直にどう思いましたか?なぜそう思いましたか?
結果を見たときの率直な感想として、リスニングのスコアが低く、スピーキングのスコアが高かった点はいずれも想定通りだと感じました。
VERSANTスコア分析
スピーキング、リスニング、話法能力の中で、一番高かったスコアはどれですか? それはなぜだと思いますか?
最も高かったのはスピーキングです。日常的にオンライン英会話で講師とディスカッションを行っており、瞬発的に自分の考えを英語でアウトプットする習慣が身についていることが、大きな要因だと感じています。
一番低かったスコアはどれですか? それはなぜだと思いますか?
最も低かったのはリスニングです。もともとリスニングは自身の弱みだと認識しており、今回は事前に試験形式を詳しく確認せずに臨んだため、その弱点がスコアとして顕著に表れたと感じています。
TOEICで培った力が、どのスコアに反映されていると思いますか?
スピーキングに反映されていると思います。TOEIC対策の過程で身につけた語彙や表現は、現在の英会話でも活きており、VERSANTにおける自己表現の場面でも一定の効果があったと感じました。
逆に、TOEICの学習だけでは補えなかった部分はどこだと思いますか?
リスニングです。TOEICとVERSANTでは音声の自然さや話すスピードに違いがあり、TOEICのリスニング対策だけでは、VERSANTで求められる実践的な聞き取り力を十分に補うのは難しいと感じています。
今回の受験で、「こうすればもっとスコアが上がったかもしれない」と思うような失敗談はありますか?
今回の受験を振り返って、「こうすればもっとスコアが上がったかもしれない」と感じた点は、リスニング関連パートへの事前準備不足です。
事前に問題形式を調べて理解し、繰り返し練習しておくべきだったと感じています。
特に、長めの英文を聞いて内容を保持することに苦手意識があるため、シャドーイングやディクテーションといった練習を事前に取り入れ、耳と記憶を慣らしておけば、より高いスコアを狙えたのではないかと思います。
VERSANTを受験したことで、ご自身の英語力について何か新しい発見はありましたか?
VERSANTを受験したことで、改めてリスニングが自身の弱みであるということを再認識しました。
発音が明瞭な音声であれば理解できる一方で、くだけた話し方や非常に速いスピードで話されると、耳が十分に慣れていない状況では正確に聞き取れない場面があることに気づきました。
VERSANTを通じて、試験対策だけでなく、実際のコミュニケーションに近い環境でのリスニング力を鍛える必要性を強く感じました。
TOEICの学習だけでは身につかない、VERSANTで必要とされるスキルは何だと思いますか?
TOEICの学習だけでは身につきにくく、VERSANTで特に必要とされるスキルは、瞬発的にアウトプットする力だと思います。
TOEICでは、事前に問題文を確認できる設問があったり、回答もマークシート形式であるため、ある程度枠組みの中で自分のペースを保ちながら解き進めることができます。
一方で、VERSANTは非常に短い時間の中で次々と問題に対応する必要があり、聞いた内容を即座に理解し、そのまま英語でアウトプットする力が強く求められます。
そのため、VERSANTでは「考えてから話す」のではなく、「反射的に話す」レベルの運用力が重要だと感じました。
今回の結果を踏まえて、今後どのような勉強をしていくとVERSANTのスコアアップができると思いますか?
Part Aの勉強法
発音やイントネーションの改善が効果的だと考えています。
そのため、TED TalksやBBCなど、スクリプト付きでネイティブスピーカーが話している音源を使ったシャドーイングがおすすめです。
最初のうちは、スクリプトを見ながら行ったり、音声の再生速度を落として練習したりしても問題ありません。
また、自分の声を録音し、話者の発音やイントネーションとどこが異なるのかを分析することで、より効果的な改善につながると思います。
近年は、AIが発音をチェックしてくれるアプリもあるため、そうしたツールを併せて活用すると、効率よく対策できると感じます。

Part Bの勉強法
Part Bでは、短期記憶力と音声処理能力の向上が特に重要だと感じます。そのため、Part Aと同様にシャドーイングを軸とした練習が効果的です。
具体的には、一文を聞いた後に音声を止め、録音しながら聞こえた内容をそのまま復唱する方法がおすすめです。
その後、元の音声と自分の録音を聞き比べ、「どの箇所で詰まったのか」「なぜ再現できなかったのか」を分析することで、弱点を明確にできます。
このように、聞く → 再現する → 振り返るというプロセスを繰り返すことで、Part Bで求められる処理力と記憶力を効率的に鍛えられると感じます。
Part Cの勉強法
Part Cでは、2人以上の会話における文脈を理解する力を養うことが重要です。そのため、YouTubeなどで英語のポッドキャストを選び、会話を聞きながら全体の流れや意図を把握する練習が効果的だと思います。
具体的には、会話を何往復か聞いたタイミングで一度音声を止め、「2人がどのような話題について、どのようなやり取りをしていたのか」を整理する練習がおすすめです。細かい単語にとらわれすぎず、会話の目的や流れを捉えることを意識すると、理解力が高まります。
教材としては、日常会話に近い自然な表現とスピードで学べる点から、All Ears Englishのようなポッドキャストが特におすすめです。

Part D,Eの勉強法
Part D・Eでは、聞いた内容を理解したうえで要点をまとめ、英語で表現する力が求められます。そのため、スクリプトが用意されているTED-Edなどの比較的短い音源を使い、内容を聞きながら英語で要約する練習が効果的だと思います。
ただし、自分の要約が適切かどうかを客観的に判断するのは難しいため、スクリプトと自分の回答を生成AIに渡して評価を受けたり、VERSANT Bridgeのように本番仕様の問題に解説付きで取り組めるアプリを活用するのも有効です。
このように、「聞く → 要約する → フィードバックを得る」というサイクルを回すことで、Part D・Eで求められる実践的なアウトプット力を効率よく伸ばせると感じます。
Part Fの勉強法
オンライン英会話を活用し、講師とのディスカッションを通じて自分の意見を英語で主張する機会を増やすことが効果的だと思います。
意見を述べる際には、「結論 → 理由 → 具体例 → 結論の再主張」といった型をあらかじめ用意し、その枠組みに当てはめる形で練習を繰り返すと、瞬発的なアウトプット力が身につきやすくなります。
もしオンライン英会話にハードルを感じる場合は、一人で練習できる英会話アプリやVERSANT Bridgeを活用し、短く端的に英語で意見を伝える練習を積むのも有効です。
段階的にアウトプット量を増やしていくことで、実践的なスピーキング力の向上につながると感じます。
VERSANT対策については下記の記事でも紹介しているのであわせてご覧ください。
VERSANT Bridgeの活用は効果的だと思いますか?
VERSANT Bridgeの活用は、スコアアップに非常に効果的だと思います。
スコアを伸ばすうえで最も重要なのは、試験形式を正しく理解したうえで問題演習を繰り返し、その中で自分の強みと弱みを把握し、強みを伸ばしながら弱点を重点的に補強していくことだと考えています。
VERSANT Bridgeは、本番と同じ形式・緊張感の中で繰り返し問題に取り組める点が大きな強みです。そのため、短期的な対策だけでなく、長期的に継続して活用することで、着実なスコアアップが期待できると感じました。

最後に、TOEICのスコアは高いけれどスピーキングに自信がない、という悩みを持つ読者に向けて、メッセージをお願いします。
TOEICとはまた毛色の異なるVERSANTを受験することで、改めて自身の英語における弱点に気づくことができました。
TOEICでは測ることが難しい、より実践的で日常に即した英語力を可視化できるという点で、 VERSANTは非常に受ける価値のある試験だと思います。
私自身、スピーキングは4技能の中で最も得意な分野ですが、それは大学在学時にクラスメイトや教授と、卒業後はオンライン英会話で講師と、日常的に英会話を継続してきたからこそです。
継続することこそが上達の鍵だと実感しています。英語学習に毎日時間を割き続けるのは簡単ではありません。
それでも、完璧でなくても良いので、少しずつ自分のペースで続けていけば、必ずどこかで見える景色が変わる瞬間が訪れます。心から応援しています。
まとめ
今回は、TOEIC920点の友人(Aさん)にVERSANTを受験してもらい、受験後に詳しくインタビューした内容をまとめました。
結果は76点(CEFR C1)と高得点でしたが、本人の感想としては「高得点=楽勝」ではなく、短時間で瞬発的に処理して話す力が強く求められる試験だと分かりました。
Aさんが最も難しいと感じたのは Part Eです。
聞き取りながら重要情報を取捨選択し、構造化して話す必要があるため、TOEIC対策だけでは慣れにくい領域だと言えます。
一方で、オンライン英会話でのディスカッション経験があったことでPart Fは比較的対応しやすかったというのも印象的でした。
結論として、VERSANTは「TOEICが高い人ほど受ける価値がある」テストです。TOEICでは見えにくい「実践的なリスニング力・スピーキング力の現在地」が数値で可視化され、今後の学習の優先順位がはっきりします。
これから受験する方は、まずは形式に慣れたうえで、Part D・E(長めの内容保持+要約) と Part F(型を使った回答) を重点的に鍛えるのがおすすめです。
繰り返し演習しながら弱点を潰していけば、スコアは着実に伸ばせます。
VERSANTのスコアアップを目指すなら専用アプリ「VERSANT Bridge」
「VERSANT Bridge」は、日本で初めてのVERSANT対策に特化した学習アプリです。
従来の講師による個別指導や参考書学習に頼らず、アプリを通じて効率的かつ実践的にスコアアップを目指すことができます。
VERSANTのスコアアップを目指したい方は、ぜひご活用ください。



