【2025年最新版】VERSANTスコア完全ガイド|平均・目安・CEFR換算表・仕事で通用するレベルを徹底解説

「スコアは出たけれど、それがどのくらいのレベルを意味するのか分からない」
「ビジネスで通用するスコアって、どれくらいなんだろう?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

VERSANT by Pearson English Speaking and Listening Test(以下「VERSANT」)は、英語の「話す」「聞く」力を数値で可視化できるオンライン試験です。
世界最大の教育サービスプロバイダーPearson社が開発し、日本国内でも資生堂やTORAIZなど500社以上が導入しています。

とはいえ、
「何点を取ればビジネスで通用する?」
「自分のスコアはどのレベルで評価されるの?」

といった具体的な基準は、意外と知られていません。

そこで本記事では、以下のポイントをわかりやすく整理しました。

  • VERSANTスコアの仕組みとCEFRとの対応表
  • 日本人の平均スコアと「仕事で使える」レベル目安
  • 業種・職種別に求められるスコアの違い
  • 目標スコアを最短で達成する勉強法

さらに、練習問題に加えて、AIが発音や流暢さを自動分析する対策アプリ「VERSANT Bridge」もご紹介します。
この記事を読めば、自分のスコアの“意味”が分かり、次に取るべき行動が明確になります。ぜひ最後までご覧ください。

VERSANT Bridgeの4つのポイント

  • 10回以上の模試問題を収録
  • 専任講師が作成した本番さながらの問題
  • パート別で対策可能
  • スピーキングAI添削機能を搭載

VERSANTスコアとは?採点の仕組みと目的

VERSANTは「話す・聞く」を数値化するスピーキングテスト

VERSANT は、Pearson社が開発したオンライン型の英語能力試験です。
特に、ビジネス現場で求められる実践的な 「スピーキング」 と 「リスニング」 の力を正確に測定できる点が特徴です。

試験結果は、人事評価・昇進試験・社員研修などでも活用されており、信頼性の高い英語試験として注目が高まっています。

特に、以下のような目的で受験する人が増えています。

  • 外資系・グローバル企業の採用試験や昇進試験
  • 海外駐在・海外赴任前の適性評価
  • 自分のスピーキング力を客観的に測定したい社会人
  • ビジネス英語力の証明として履歴書や面接で活用

また、VERSANTの大きな魅力は「オンラインで受験できること」です。
試験会場に出向く必要はなく、パソコンやスマートフォンがあれば自宅やオフィスで受験可能です。
試験終了からわずか数分でスコアレポートが発行されるので、忙しい社会人や企業研修でも導入が進んでいます。

VERSANTの概要〜全問題形式の対策については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

スコア構成と評価基準(総合10〜90点・GSE対応)

VERSANTは、総合スコア90点満点(10〜90点) の試験で、1点刻みで GSE(Global Scale of English)(※) スコアとして採点されます。

※GSEの詳細は後述します。

総合スコアは「スピーキング力」と「リスニング力」から構成

VERSANTの総合スコア(10〜90点)は、スピーキング力(50%)+リスニング力(50%)の比率で算出されます。

  • スピーキング力(50%)
    • 話の内容(25%):言葉の使い方・内容
    • 話し方(25%):発音・流暢さ・わかりやすさ
  • リスニング力(50%)

スコアレポートに記載される3つの主要項目

実際のスコアレポートには、以下の3つの項目が表示されます。

  1. 総合スコア(GSE・CEFR対応)
  2. スピーキング/リスニング/話法能力スコア(各GSE・CEFR対応)
  3. レベルアップに向けたアドバイス

これにより、自分の強みや課題を客観的に把握し、次に強化すべきスキルが明確になります。

VERSANTスコア|CEFR/GSEとの対応関係

VERSANTスコアは、国際的な英語力指標である CEFR および GSE に対応しています。

これにより、自分の英語力を客観的かつ国際的な基準で把握することができます。

CEFRとは?

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages) は、世界中で広く使われている語学力の共通基準です。

英語力をA1からC2までの6段階に分類し、「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に評価します。

多くの英語試験(TOEFL、IELTS、英検など)も、このCEFRを基準にスコアを換算しており、国際的に通用する英語力の指標として活用されています。

GSE(Global Scale of English)とは?

GSE(Global Scale of English) は、CEFRをより細かく数値化した0〜90のスケールで、Pearson社が独自に開発した英語力指標です。

CEFRでは「A2」「B1」といった幅のあるレベル分けですが、GSEでは1点単位で英語力の伸びを確認できます。

そのため、小さな進歩も数値で把握できる点が大きな特徴です。

CEFR換算で見る“実務での使える英語力”

この表では、VERSANTスコア(GSE)をCEFRレベルに換算し、日常生活やビジネスでどの程度英語が使えるかをわかりやすく整理しています。

「日常会話ができるレベル」から「ネイティブと交渉できる上級レベル」まで、

あなたのスコアがどの段階に位置しているのか、ぜひ確認してみましょう。

GSE(総合スコア)CEFRレベル名称英語力のイメージ
10〜21点A1⁺観光客レベル定型表現や基本語を理解できる。ゆっくりした会話なら挨拶や注文などが可能。旅行時の最低限のやりとりレベル。
22〜29点A1入門レベル自己紹介や趣味など、短い単語・フレーズで簡単な情報交換ができる。理解できる内容は限定的。
30〜35点A2初級者レベル身近な話題について短い文で話せる。簡単な依頼や説明が可能だが、文法・語彙が限られる。
36〜42点A2⁺準中級者レベル簡単な日常会話なら成立。知っている単語を頼りに初めての単語も推測可能。→日本人の平均(40点)
43〜50点B1中級者レベル社内会話・ミーティングに参加できる。自分の意見や理由を伝えられる。海外赴任や出張の最低目安(43点)ライン。
51〜58点B1⁺準中上級者レベル複雑な話題にも対応し、会話を自分でリードできる。TOEIC900点層の平均(52点)がこの水準。
59〜66点B2中上級者レベル幅広いトピックで情報を整理して話せる。会議・商談・顧客対応がスムーズ。「ビジネスで十分通用する上級者」とされる。
67〜75点B2⁺準上級者レベル複雑な議論でも意見を論理的に展開。英語で企業との交渉が可能。
76〜84点C1上級者レベル専門的テーマを流暢・正確に説明できる。自然な言い回し・高度な構文も自在。ほぼネイティブ水準。
85〜90点C2熟練者レベルあらゆる状況で即座に正確・自然に応答。高度な表現力を持つネイティブ並みの英語力。

スコア何点で“仕事で通用”する?

VERSANTスコアは、英語力を「どんな場面で使えるか」という実務基準で判断できるのが特徴です。

ここでは、ビジネスシーンを中心に「何点を目指せば仕事で通用するのか」を具体的に整理します。

42点以下:日常英会話レベル(CEFR A2以下)

42点以下(A2以下)は、基礎的な単語や文法を理解しているものの、英語で業務を行うには不十分なレベルです。

ゆっくりとした会話や決まり文句でのコミュニケーションは可能ですが、会議や顧客対応では聞き取れない場面が多くなります。

この段階では、語彙力と文法の基礎固め+発音練習を通じて、英語での応答スピードを上げることが課題です。

43点:海外赴任・出張で最低限通用(CEFR B1)

VERSANT公式では、43点を海外赴任で通用する“最低ライン”としています。

このレベル(CEFR B1)は、業務上の指示や報告を英語で行える「実務英会話レベル」です。

相手の発言の意図を汲み取り、自分の意見を簡潔に述べることができるようになります。

日常業務のやり取りやメール対応も、サポートなしでこなせる段階です。

59点以上:ビジネスで十分に通用する上級者(CEFR B2)

VERSANT公式は、59点以上を「ビジネスで十分に通用する上級者」と定義しています。

このレベル(CEFR B2)は、海外チームとの協働・交渉・プレゼンが可能な水準です。

発音・流暢さ・語彙の自然さが高まり、会話をリードできる段階に入ります。

海外のチームメンバーやクライアントとも自然に意見を交わしながら、業務を進められるレベルです。

用途別のスコア基準早見表

英語を使うビジネスシーンでは、業務内容によって求められる英語スキルが大きく異なります。

ここでは、VERSANTスコアをもとに、「電話・メール」「営業」「会議」「同僚・従業員とのコミュニケーション」など、ビジネス場面別に必要とされる英語力の目安をまとめました。

スコアの目安と「できること」を照らし合わせることで、自分の現在地を把握し、次に目指すレベルを明確にすることができます。

なおこの表は、日本経済新聞社「日経ビジネススクール」のVERSANTスコア解説ページ(school.nikkei.co.jp/“スコアでわかる英語力とは”)をもとに作成しています。

電話・メールでの交渉

スコアCEFRできること
53B1+企業やクライアントに電話をかけ、かけている理由を説明できる。
45B1折り返しの電話で、誰がどのような理由でかけているのか説明できる。
42A2+電話でアポイントメントを取ることができる。
42A2+仕事に関する情報の提供を依頼する簡単な電子メールを書くことができる。
35A2簡単なやり方で、電話でくり返しや説明を求めることができる。

営業シーン

スコアCEFRできること
56B1+製品やサービスの内容について、短く簡単なマーケティング文章を書くことができる。
47B1簡単なビジネス取引において、基礎的な語句を使用して価格の変更を交渉できる。
41A2+日付、時刻、場所など、アポイントメントの詳細を復唱し、理解を確認できる。
37A2+基礎的な定型表現を使用して、あるものが何のために使用されるのかを説明できる。
38A2感謝や謝罪を伝える非常に個人的な電子メールを書くことができる。
34A2対面式の調査で簡単な質問をすることができる。

会議シーン

スコアCEFRできること
80C1長く詳細でプロフェッショナルな議論や会議に、自信をもって参加できる。
73B2+会議の詳細な議事録を書くことができる。
74B2+テレビ会議において、適切な言い回しを使用して参加者を管理できる。
72B2+企業または組織が提供する製品やサービスについての会議を主導できる。
66B2+ミーティングにおいて特定された決定や行動の項目について要約を書くことができる。
59B2仕事に関する業務(期日、仕様など)の詳細について議論できる。
52B1+相手が述べたことを復唱して理解を確認し、議論の筋道を維持できる。
50B1仕事関連の会議の目的と要点を簡単なやり方で書き上げることができる。
43B1定型表現を使用して、将来の計画や意図を説明できる。
33A2簡単な語句(first, second, thirdなど)を使用して、物事を順序立てて話すことができる。

同僚・従業員とのコミュニケーション

スコアCEFRできること
63B2同僚やクライアントに悪い知らせを伝えるとき、声の調子を変えて同情を示すことができる。
62B2不満を持つ従業員や顧客からの苦情に丁寧に答えることができる。
49B1+フォーマルでない語句を使用して、仕事に関するイベントや会合に同僚を招待できる。
44B1自分の仕事の役割について目的や目標を設定するための簡単なフォームに記入できる。
40A2+従業員に対し、自分の仕事で好きなことや嫌いなことを尋ねることができる。
39A2+簡単な語句を使用して、基礎的な助言を与えることができる。
31A2簡単な謝罪を行ったり、それを受け入れたりできる。

VERSANTとTOEICの違いは下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

VERSANTを導入している企業例

VERSANTは、英語のスピーキング・リスニング力を実践的かつ客観的に評価できる試験として、日本国内でも多くの企業や教育機関で導入が進んでいます。

特に、資生堂やTORAIZをはじめ、外資系企業・メーカー・金融機関・教育関連企業など、500社以上が社員の英語力評価や研修にVERSANTを活用しています。

以下は、VERSANTを導入している主な企業の一例です。

  • JT(日本たばこ産業)
  • Kuraray(クラレ)
  • Hilton
  • ABLIC
  • PERSOL(パーソル)
  • HSC CRANES
  • SMBC(三井住友銀行)
  • 三洋化成(Sanyo Chemical)
  • DAIKIN(ダイキン)
  • Out-Sourcing!(アウトソーシング)
  • SMBC日興証券
  • Tata Consultancy Services(TCS)
  • KCT
  • BE FORWARD
  • MUFG(三菱UFJ銀行)
  • ZABBIX
  • TORIDOLL(トリドール)
  • Tokio Marine Nichido/東京海上日動システムズ
  • GLOBIS(グロービス)
  • TORAIZ(トライズ)
  • PROGRIT(プログリット)
  • The Past
  • 資生堂

目標スコア獲得のための効果的な勉強法

VERSANTのスコアを伸ばすうえで大切なのは、やみくもに勉強することではなく、「自分の弱点を明確にして正しく練習すること」です。

VERSANTはリスニングとスピーキングを中心とした実践型の英語試験のため、単語帳や文法書の暗記だけではスコアが伸びにくい傾向があります。

この章では、次の2つのポイントについて解説します。

  • 自分の弱点を“見える化”する方法
  • スコアアップに直結する3つの練習法

効率的に練習すれば、短期間でも10〜15点のスコアアップは十分可能です。

自分の課題を把握し、目標スコア達成に向けた最短ルートを見つけていきましょう。

VERSANT Bridgeで“弱点を見える化”しよう

VERSANTのスコアを効率的に上げるためには、まず「自分の弱点を正確に知ること」が何より重要です。


VERSANT Bridgeは、日本初のVERSANT対策アプリで、全パート(A〜F)を網羅的に学習できます。

回答した英語はAIがリアルタイムで採点し、発音・流暢さ・イントネーションの各項目が自動的に評価されます。

その結果から、自分の苦手なポイントを数値として把握できるのが大きな特徴です。

例|VERSANT Bridge Part C

さらに、パートE・FにはAI添削機能が搭載されており、文法・語彙・構成・内容までを細かく分析・評価します。

これにより、自分の弱点を一目で把握することができます

本番同様の模擬試験も搭載されており、「練習 → 分析 → 改善」までを1つのアプリで完結できるのが大きな魅力です。

自分の苦手パートや課題が明確になったら、次の3つの学習法で集中的に強化していきましょう。

  1. ディクテーション
  2. オーバーラッピング
  3. PREP法で話す練習

1.ディクテーション

リスニングが苦手な方にはディクテーションがおすすめです。

ディクテーションとは、英語の音声を聞き取り、そのまま文字に書き起こす学習法です。

聞き流しとは違い、音声の細部にまで集中して聞く必要があるため、リスニング力と集中力を同時に鍛えることができます。

ディクテーションでは、「音の連結(リンキング)」「同化」「脱落(リダクション)」「弱形」など、日本語学習では意識しにくい英語特有の音声変化(※)を体感的に学ぶことができます。

※音声変化とは:ネイティブスピーカーが自然なスピードで話す際に起こる“音の変化”のこと。

例えば、

  • want to → wanna
  • going to → gonna
  • cup of tea → cuppa tea

など、単語同士がつながったり、弱く発音されたりします。

ディクテーションの効果的な練習手順

  1. 1文ごとに再生して書き取る
    • 短い英文を聞き、間違っても構わないので自分なりに書き出してみましょう。
  2. スクリプトで確認する
    • 書いた内容とスクリプトを見比べ、単語の抜けやスペルミスを確認します。
  3. 聞き取れなかった部分を分析する
    • 聞き取れなかった箇所を重点的にチェックし、どの音声変化(連結・弱形など)が原因かを分析しましょう。
    • 例:連結(wanna, gonna)、弱形(to, of, and)など
  4. スクリプトを見ながら発音練習をする
    • 正しい音を確認したうえで、声に出して繰り返し練習します。
    • 自分の発音を録音して聞くと、より効果的です。

2.オーバーラッピング

発音が苦手な方には、オーバーラッピングがおすすめです。

オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら英語音声と同時に声を出して読む練習法のことです。

音声と自分の発音を重ねることで、英語のリズムやイントネーションを身体で覚えることができます。

この練習を繰り返すことで、次のような効果が期待できます。

  • ネイティブのスピードやリズムに慣れる
  • 音のつながりや省略(リンキング・リダクションなど)が自然に聞き取れるようになる
  • 英語らしいイントネーションや抑揚を身につけられる

オーバーラッピングは、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられる効率的な練習法です。

オーバーラッピングの練習のやり方

  1. 教材を選ぶ
    • まずは短い音声教材を選びましょう。
    • おすすめは、VERSANT BridgeのパートB音声。
      • 短文中心で、発音やリズムをつかむ練習に最適です。

  1. 音声を流す
    • スクリプトを見ながら、音声と同時に発声します。
    • 最初は 5〜15語程度の短い英文から始めると効果的です。
  1. リズムとイントネーションを合わせる
    • 音声の出だし・強弱・抑揚(イントネーション)を意識して真似してみましょう。
    • 単語単位ではなく、フレーズ全体のリズムをつかむことがポイントです。
  1. 繰り返し練習する
    • 1文を音声と同じように発音できるまで繰り返します。
    • 慣れてきたらスクリプトを見ずにチャレンジしてみましょう。

最初は1日5分でも構いません。

毎日少しずつ続けることで、ネイティブの発音・スピード・リズムに自然と慣れていきます。

3.PREP法で話す練習

VERSANTのPart E・Fでスコアが伸び悩む人は、論理的に話を構成する力を鍛える必要があります。

そのために効果的なのが、PREP法を使ったスピーキング練習です。

PREP法とは、

主張(Point) → 理由(Reason) → 具体例(Example) → 結論(Point)

の順で話を組み立てる方法です。

この流れに沿って話すことで、短時間でも内容が整理された、説得力のある回答を作ることができます。

PREP法の具体的な流れ

  1. 主張(Point)
    最初に、自分の意見を明確に述べます。
    例:「私は〜だと思います」
  2. 理由(Reason)
    次に、理由を2つほど提示します。
    例:「その理由は2つあります。1つは〜、もう1つは〜です」
  3. 具体例(Example)
    理由を補強するために、身近な経験や具体例を挙げます。
    例:「例えば、私が〜したときに〜でした」
  4. 結論(Point)
    自分の主張をもう一度述べて、結論づけます。
    例:「だから私は〜だと思います」

PREP法を使った練習

ここでは、実際のPart Fの問題を例にして、PREP法をどのように活用できるかを確認してみましょう。

設問例:

Do you think that hard work is enough, or does a person also need some talent to achieve difficult goals? Provide reasons to support your opinion.

日本語訳:

難しい目標を達成するには、努力するだけで十分だと思いますか、それとも才能も必要だと思いますか。あなたの意見を裏付ける理由を挙げてください。

PREP法による回答の流れ

  1. 主張(Point)
    I believe both hard work and talent are important for success.
    (私は、成功には努力と才能の両方が重要だと考えます。)
  2. 理由①(Reason)
    There are two reasons. First, some skills are innate.
    (理由は2つあります。1つは、一部のスキルは生まれつき備わっていることです。)
  3. 具体例①(Example)
    For instance, people with naturally strong muscles tend to become great athletes.
    (例えば、生まれつき筋力の強い人は、優れたアスリートになりやすいです。)
  1. 理由②(Reason)
    Secondly, talented individuals often persevere through hardships.
    (次に、才能のある人は困難を乗り越えやすいことです。)
  2. 具体例②(Example)
    They are less likely to feel discouraged because they have natural abilities.
    (彼らは自然な能力を持っているため、挫折しにくいのです。)
  3. 結論(Point)
    For these two reasons, I think talent is necessary for success.
    (これらの理由から、成功には才能も必要だと思います。)

回答例:

I believe both hard work and talent are important for two reasons. First, some skills are innate. For instance, people with naturally strong muscles tend to become great athletes. Secondly, talented individuals often persevere through hardships. They are less likely to feel discouraged because they have natural abilities. For these two reasons, I think talent is necessary for success. 

日本語訳: 

私は、成功には努力と才能の両方が重要だと考えます。その理由は2つあります。まず、一部のスキルは生まれつき備わっているからです。例えば、生まれつき筋力の強い人は、優れたアスリートになりやすいです。次に、才能のある人は困難を乗り越えやすいです。彼らは自然な能力を持っているため、挫折しにくいのです。これらの理由から、成功には才能も必要だと思います。

最初のうちは英語だけで答えようとせず、日本語を補助的に使っても構いません。

ここで一番大切なのは、最後まで言い切ることです。

【問題例】

What do you want to do this weekend?

訳)今週末は何をしたいですか?

【回答例】

I want to go hiking because I like nature. 山に行くとリフレッシュできるし、運動にもなります。 So, hiking is good for me.

訳)私はハイキングに行きたいです。なぜなら自然が好きだからです。山に行くとリフレッシュできるし、運動にもなります。だからハイキングは私にとって良いと思います。

このように、最初のうちは英語と日本語が混ざってしまっても問題ありません。

大切なのは、「主張 → 理由 → 具体例 → 結論」の流れを意識し、途中で止まらずに最後まで話しきる習慣をつけることです。

6つパート別対策を全体的に知りたい方は下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

まとめ

VERSANTは、リスニング力・スピーキング力を客観的に測定できるオンライン試験です。

本記事では、

  • VERSANTスコアとCEFRの対応関係
  • 仕事で通用するスコアの目安
  • 職種・シーン別のスコア基準
  • 効果的な学習法(ディクテーション/オーバーラッピング/PREP法)

を紹介してきました。

VERSANTスコアはCEFRと密接に関連しており、職種や業務シーンに応じた基準を理解することで、英語力の客観的な評価と目標設定が可能になります。仕事で通用するスコアを把握することは、キャリアアップやグローバルな活躍への第一歩です。自分の英語力を正しく知り、必要なレベルを目指していきましょう。

スコアアップに効果的な学習法として、AIが発音や流暢さをリアルタイムで分析し、全パートを効率的に対策できるVERSANT Bridgeもあります。

VERSANT Bridgeを活用すれば、学習から模試・復習までを1つのアプリで完結することができます。

今回の記事を通してVERSANTのスコアの評価の詳細を理解していただけたと思います。スコアの詳細と自分のスコアを見比べながら、そのままにせず次の行動につなげることが大切です。

本記事で紹介した学習法を取り入れて、着実にスコアアップを目指していきましょう。

VERSANT対策なら専用アプリ「VERSANT Bridge」

VERSANT Bridge」は、日本で初めてのVERSANT対策に特化した学習アプリです。

従来の講師による個別指導や参考書学習に頼らず、アプリを通じて効率的かつ実践的にスコアアップを目指すことができます。
VERSANTのスコアアップを目指したい方は、ぜひご活用ください。

VERSANT Bridgeの特徴

特徴① パート別対策+リアルタイム採点

  • 全パートに対応した解説・練習問題を搭載
  • 回答音声を即時に文字起こし&採点し、学習効果を最大化
  • 各レッスンごとに解説がついているため、復習・改善がスムーズ

特徴② 発音評価

  • 回答音声をリアルタイムで分析し、正確さ・流暢さ・イントネーションをスコア化
  • 単語ごとにどこを修正すべきかを可視化し、発音改善を強力にサポート

特徴③ 模擬試験

  • Versant本番と同じ形式で模擬試験を受験可能。
  • 自動採点により、各パートごとの強み・弱みが一目でわかる
  • 本番前のリハーサルとして最適

特徴④ AI添削機能

  • パートE・Fのエッセイ問題に対応し、AIが自動で添削・評価
  • 内容・語彙・文法・構成を詳細に分析し、スピーキングレベルを数値化
  • 超個別指導レベルのフィードバックで、効率的に弱点を克服可能

特徴⑤ 多言語対応

  • AI翻訳を活用し、機械的な直訳ではなく、ネイティブのように自然な言語表現を実現
  • 多数の言語をサポートしているため、日本人だけでなくグローバルに利用可能

VERSANT Bridgeについては下記の記事でも詳しく紹介しているのであわせてご覧ください。